再婚に反対する子供を説得する方法

子供が物心つく年齢であれば、お父さんやお母さんを再婚相手に取られてしまうと、ヤキモチを焼く場合もありますし、成人したお子様がいる場合なら遺産相続を考え猛反発するケースもあります。確かに子供たちの立場で考えれば、再婚相手に半分遺産を取られるわけですから、反対する気持ちも理解できます。ですが、そこで諦めてしまえば再婚の夢は絶たれてしまいます。では、どうすれば子供たちに納得してもらうことができるのでしょうか。

再婚相手は敵ではなく味方と理解させる

再婚相手に子供がいる場合、子供たちの理解は絶対に必要です。ただ、子供がヤキモチで反対しているだけなら、安心できるように時間を掛けて誠心誠意伝えるように努力すれば少しずつ態度は軟化すると思います。子供にとって再婚相手は「敵ではなく、自分の味方だ！」と理解できれば問題はクリアできる可能性が高くなります。

再婚の道を切り開くためにできること

遺産がある場合の解決策として、一番簡単なのは「相続放棄」することです。連れ子がいる場合に自分の連れ子にも相続させたいと思うかもしれませんが、元々、再婚する前に相手が築いていた財産です。それを連れ子にも残したいと考えるのは少し邪道かもしれません。もし、連れ子に財産を残したいのであれば再婚してから二人で築く財産のみ連れ子が相続できるように考えてみてはいかがでしょう。

想いは言葉だけでなく正式な書面にする

純粋に再婚したいだけであれば「この先、安心して生涯ともに暮らせればいい！」「遺産はいらない！」と公証役場で正式に書面にして、子供たちに遺産が目当てではないことを示すこと。再婚相手が他界した後のことが心配ならすべて放棄せず一部のみ遺産を受け取ることを明確にする。言葉だけでなく遺産や財産が目当てではないことを提示すれば、子供や親族が心を開いて受け入れてくれる可能性は非常に高くなります。老後資金の問題はどちらかが先に亡くなっても困らないように、一緒に暮らしている間に二人で貯金していけば良いのではないでしょうか。

中高年・シニアの再婚は年々伸び続けていますが、同時に様々な問題も抱えています。再婚を円滑に進めるためには周囲の信頼を得ることが何よりも大切です。まずはどうすれば理解してもらえるのか、焦らずゆっくりとひとつずつ問題を明確化して解決する方法を探ってみましょう。